お墓参りに行く際には、何かと不慣れな点が多いと感じる人も少なくありません。 どんな作法で行えば良いのか、というところから考えてしまう人もいらっしゃるようです。 そんな方には、ぜひ、ここで情報収集して正しいお墓参りをしてもらいたいものです。 そもそもお墓参りというのは、いつ行っても良いもの。 特に仏教形式の場合であれば、春と秋のお彼岸やお盆、命日にいくのが一般的とされていますが、その日に行けない場合であれば、早めに行ってみるのも良いでしょう。 もちろん上記した時期以外でも、お墓参りはいつ行ってもOKです。 機会があるたびに、お参りができれば理想的ですね。 また、基本的にはお墓は残された遺族が「参拝」するもの。 その為、あまり遠くに建てるのは望ましくありません。 それでは足が遠のいてしまうのは仕方のないことと言えるでしょう。 予め、近場のアクセスの良い立地で選ぶのが理想です。 結婚や出産などの節目はもちろん、日頃から気軽に参拝できるような場所にお墓を用意できると良いですね。 ちなみに、都心部では「納骨堂」も注目を集めるようになっているのだとか。 その理由はアクセスの良さにあります。 都心部の駅から徒歩数分のところにあり、屋内施設なので、内部もキレイで休憩空間なども用意されています。 さらに、9時まで開園しているところもあるなど、仕事帰りでもお参りしやすい環境が整っているのです。 納骨堂は墓地に墓石を建てるよりもリーズナブルであるという点も人気の秘密。 お墓不足の顕著な都心部では、特に納骨堂の需要が高まっているようです。
ろうそくと線香、数珠やお供え物、ライターなどの着火道具、桶、ひしゃく、植木を手入れするハサミ、ほうき、タオル、半紙、ごみ袋などを用意すると便利です。 桶やひしゃく、ホウキなどに関しては、墓地に用意されていることもあります。 お参りに行ったら、最初にお墓を掃除しましょう。 墓石に水をかけてスポンジでしっかりと汚れや苔を落としてあげてください。 最後には水気が残らないようにしっかりと拭くのが作法です。 区画内の落ち葉や雑草、ゴミは掃除しましょう。 ここまで終わったら、次はお供えものです。 花と線香を供えましょう。 果物やお菓子などは半紙をしいて、その上に置くのが作法です。 そして、拝礼です。 墓石に水をかけて、合掌しましょう。 お参りが終わったら最後には火をしっかりと片づけておくこと。 食べ物は持ち帰るのが作法ですよ。