墓石の形にはそれぞれに意味があるのを知っていますか?
ここでは一般的な和型と呼ばれる墓石の形を例にして、意味を紹介していきます。
笠石、上台石、下台石の3つの構造になっている場合、
一番上の笠石は人の身体を、真ん中の上台石は動産を、一番下の下台石は不動産を意味します。
笠石は天石と呼ばれることもあり、健康状態や寿命や子孫の有無表します。
真ん中の上台石は人石と呼ばれることもあり、経済力を表します。
一番下の下石台は地石と呼ばれるように、財産の維持を表します。
お墓参りに行くと何気なく目にしていた墓石にも、このような意味が込められているのですね。
さらに見方というのもあります。
お墓の正面に立ったとき、一番上の笠石を右側を男性・左側を女性として見ます。
笠石を3等分して、一番上を頭と顔、真ん中胸部と腹部、一番下を腰から下の足として見ます。
これには理由があります。
墓石は長い年月の間に変色したりかけたりすることがあります。
笠石の左右を男女に見立て、縦に3等分しているのは、シミや傷や変色が出た場合、
体のどの部分に出来るかによって注意するようにというサインとしての考え方もできるのです。
つまりご先祖様や故人が、病気やケガに注意するようにというメッセージとして考えるのです。
上台石にシミや傷ができた場合には、経済的な面に注意をします。
下台石にシミや傷ができた場合には、不動産や財産面に注意します。
あくまでも迷信ですが、実際にお墓のシミが現実になったというケースも数多く報告されているようです。
信じるか信じないかは人それぞれですが、定期的にお墓参りをするのもこのような意味もあるのです。
迷信という意味ではほかにもあります。
お墓を建てるにもそれなりの費用がかかります。
経済的な事情で台石までしか建てられないこともありますが、この場合はお金が貯まらないとか離婚・別居・死別をする場合があると考えられています。
台石に自然石を使うこともありますが、この場合も財産を失うとか、子孫が途絶える、健康運が悪いという傾向があるようです。
迷信としてもあまり気分はよくないので、お墓を建てるときにはこのような意味も覚えておくと安心ですね。