命日とは当然に個人が亡くなった日ではあり、月の故人が亡くなった日を月忌と言い、毎年巡ってくる亡くなった日を祥月命日と言います。
2月1日が命日であれば毎月1日は月忌であり、毎年2月1日が祥月命日です。
月忌には仏壇にお花を供えるなどをし、特にお墓参りをすることはありません。
親類などを呼び、大掛かりに法要を営むのは故人が亡くなってから一年目の一周忌と三年目の三回忌になり、その後は親しい人だけが集まっていくものですが、その後も十三回忌、十七回忌、三十三回忌も親類などを呼び墓前の法要を行う人も少なくありません。
地域などにより違いはあるものの、基本的には故人が完全に成仏すると言われる三十三回忌を最終年忌とすることが多いです。
年忌法要は祥月命日が最適ですが、現代はお墓が身近にあるわけでなく、宿泊すらする必要がある場合も多くあります。
祥月命日が不可能な場合でも法要を後回しにすることはせずに、祥月命日の前に行います。
自宅や寺で住職に読経をしていただき順番に焼香をし、法話をいただいてから、一同で墓前に行きお参りをします。
一般的に一周忌までは、施主側は正式な喪服を着用するのが望ましいです。
参列者側も、男性は黒のスーツに白無地のワイシャツ、ネクタイも黒無地を合わせます。
女性も黒のスーツやワンピースなどで、夏であっても透け感のないマットな黒無地にします。
化粧やヘアスタイルも控えめにし、香水はつけないようにしましょう。
また、男女共にアクセサリーは結婚指輪程度のものにし、ベルトや靴、靴下やストッキング、バッグなどの小物類も全て黒で、
できる限りマットで光沢感や派手な飾りのないものを着用します。
数珠は身につけるほうが良いでしょう。
三回忌の法要には施主側も黒の略式スーツ、七回忌以降では地味めな平服でも良いでしょう。
一般的に法要の回数を重ねるごとに平服になっていっても良いとされているようです。