終活に取り組んでいる人にとって、一番気になるのが「お墓を建てる時期」でしょう。 大体どれくらいのタイミングで作ればいいのかなど、素朴な疑問にお答えします。 まず、一番最初に把握しておきたいのが「お墓を建てる時期にルールはない」ということです。 いつまでに建てなければいけないということもありませんし、いつまでに納骨しなければいけないというルールもありません。 だからこそ、火葬後は遺骨を自宅に安置しておくということも可能なのです。 こういった供養の方法を自宅供養(手元供養)と呼ぶこともあります。 もちろん、これらは火葬後であれば法律的に何の問題もありません。 しかし、終活の際にしっかりと没後どんな供養を望むのかを書き記しておかないと、どうしても遺族に不安が残ることになります。 「早くお墓を建ててあげないといけない様な気がする」 「世間体的にも早く納骨してあげないと、どう思われるか分からない」 など様々な考え・状況が予想されます。 基本的には、日本ではお墓は急いで立てなければいけないものと考える傾向があるのです。 もちろん、それは墓地だけを生前に先に購入することで避けることができます。 墓地だけを買っておいて、墓石を建てないでおくのです。 しかし、この場合は墓地次第では実行できないケースがあります。 例えば、遺骨が手元にないと購入できないという場合があるのです。 また、墓地を買ってから何年以内にお墓を建てなければいけないという規定があることも! そういった規則やルールなどを予め確認して終活に取り組みましょう。
遺族の方にとって墓地や墓石の用意については、どうしても早くしなくてはと焦る傾向がある様です。 しかし、建墓は焦る必要はありません。 一つの目安としては、一周忌を目安に考えましょう。 遺骨をお墓に収めることを納骨と言いますが、既に墓が用意できている場合であれば、四十九日の法要で納骨を実施するパターンが多いと言われています。 もちろん四十九日までに新たに墓地・墓石を用意するのは大変なものです。 だからこそ、一周忌を大体の目安として、じっくりと思いを込めて墓地を探してあげるのが御すすめ。 特に急ぐ必要はありません。 一年を過ぎても自宅に遺骨を置いておく状況が続いていて、どうにかしなければと考えている場合には納骨堂の一時預かりを利用する手も考えられます。 経済的な状況も鑑みて、じっくりと考慮・吟味していくことが大切ですよ。