仏壇を設置するときに注意することとは何でしょうか?
まずその配置場所ですが客間か居間が一般的です。
湿気の多いところや直射日光がはいる場所は避けた方が良いでしょう。
一般的に方角的にベストな場所は南向きの南面北北座、東向の西方浄土の二通りですが、そこはあまりこだわる必要ないです。
北向きはできるだけ避けて、南向きか東向きになるように心掛けると良いでしょう。
そして、設置するにも仏壇がなければ話になりません。
引き継いだ仏壇なら、設置場所の注意くらいでいいですが、新しく仏壇を購入したときの注意点もいくつか挙げてみましょう。
まず仏壇の種類です。
家具の上に置ける小型のものから大型のものまであり、シンプルなものから漆が塗られている豪華なものまでいろいろあります。
唐木仏壇・金仏壇・家具調仏壇の3種類から選ぶのが一般的となっています。
予算と設置スペースを考えて購入を決めましょう。
購入時期については、身内の方が亡くなったときが一番多く、四十九日の法要や一周忌の年忌法要に合わせて購入される方がほとんどです。
しかし、時期にこだわることはないです。
お盆や命日、彼岸のときなど、購入するタイミングは人それぞれです。
そして、仏壇・仏具を購入しますと最初にまず開眼供養が営まれます。
開眼供養とは仏壇や仏画、仏像、墓などが完成した際に行われる法要です。
開眼供養を営む場所は、自宅かお寺となります。
お寺での場合は、仏壇を寺院に搬入して供養をしていただくことになります。
なので、菩提寺がある方はまずは事前にお寺に相談をしてみると良いでしょう。
開眼供養が終わってから、初めて仏壇の扉を開け閉めしてもいいということになっています。
核家族化が進んだ現在では、家族に不幸があって初めて仏壇を購入する方が増えています。
購入時期や設置場所など、分からないことはたくさんあるはずですので、事前にこのような知識を把握しておくと良いでしょう。
しきたりなどに従って、きちんと仏様と故人を祀るようにすれば、気持ちもすっきりと落ち着いてくるはずでしょう。